目次
男性アーティスト編
EXILE「Ti Amo」
作詞:松尾潔
作曲:松尾潔・中村仁
2008年9月発売のシングル「THE Birthday ~Ti Amo~」に収録されている楽曲の1つである「Ti Amo」。
既婚男性との禁断の恋をしている女性の気持ちをEXILEのボーカルであるAtsushiとTakahiroが甘い声で表現している不倫ソングの代表作です。
不倫進行中あるいは過去に不倫経験がある女性であれば、最初から最後まで全ての歌詞に共感できるのではないでしょうか。
一般的に恋をするときには、好きになった相手が既婚者であるとわかれば、諦めようとしますよね。
しかし、その理性を超えてしまった時に始まるのが不倫。
『~帰る場所があるあなたのこと 好きになってはいけない わかってた 始めから~』
と言う歌詞が心に沁みます。
ダメだと分かりながら不倫関係になってしまうと「好きになった人がたまたま既婚者であっただけ」と自分に言い聞かせ、不倫を正当化しようとします。
『~この罪を背負いながら 生きてく覚悟はできている~』
不倫は法に触れるダメな恋愛とは理解している。それでも良いから彼と一緒に居たい。
そんな強い決意が込められており、あなたの不倫恋愛を後押ししてくれるフレーズとなっていることでしょう。
福山雅治「最愛」
作詞:福山雅治
作曲:福山雅治
「最愛」は2009年6月に発売された福山雅治10作目のアルバム「残響」に収録されています。
ドラマ「ガリレオ」の劇場版「容疑者Xの献身」の主題歌として書き下ろされた曲。
映画の内容とリンクした歌詞になっており、不倫の恋を表した歌ではありませんが、結ばれることのない相手を思う気持ちがどことなく不倫恋愛と重なります。
不倫恋愛において永遠の片思いでも良いと思っている人にはぴったりの曲と言えます。
不倫という許されない恋に無理やり終止符を打った場合、
『~愛さなくていいから 遠くで見守ってて 強がってるんだよ でも繋がっていたいんだよ あなたがまだ好きだから~』
と言う歌詞は、まさにあなたの気持ちそのもの。
将来のない相手との関係を終わらせたけど、これからもずっと相手のことを想い続けたい、2番目でも良いから心のどこかで思っていて欲しいという気持ちに共感できます。
不倫とは言え、一度はただのカップルのように両想いなった二人。
お互いのことを想い、別れるのは双方にとって本当に辛いことです。
『~おなじ涙流した ダメなんだよって 離れたくないって ただひとこと ただ言えなくて~』
と、ダメな恋だから終わらせるけど、本当は終わらせたくない。
だけど、迷惑かけたくはないからわがままを言わない。そんな葛藤をこの歌詞から連想していましますよね。
浜田省吾「陽のあたる場所」
作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾
「陽のあたる場所」は、1981年3月に発売された浜田省吾12枚目のシングルで、不倫している男性目線で、彼女の幸せを考えて身を引こうとする大人の恋の歌となっています。
不倫している男性、あるいは不倫男性の気持ちが知りたい女性におすすめです。
『~奪うだけ奪い 何ひとつ君に与えられない僕を 誰よりも許せずにいるのは 僕さ~』
とあるように、奥さんがいるにも関わらず他の女性にも惹かれてしまう心苦しさ。
何かしてあげたい、愛を与えたいけど、既婚者であるので軽率な言動はできないというもどかしい気持ちが伝わってきます。
結婚をしていると、ましてや子供がいると、そう簡単に配偶者と別れることはできません。
また奥さんと別れて、不倫相手の女性を選ぶという既婚男性は極めて稀です。
『~もう二度と遭うのはよそう 君の人生を引き裂く前に~』
と言う歌詞にもある様に、不倫相手の女性のことを考えて別れを選ぶ既婚男性。
ただの遊びであれば、わざわざ相手のことまで考えません。
不倫という形になってしまったが、彼女への愛は嘘ではなかったという事が伝わってきます。
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女性アーティスト編
HY「NAO」
作詞:Izumi Nakasone
作曲:Izumi Nakasone
「NAO」は、2006年4月に発売された、HYの4枚目アルバム「Confidence」に収録された楽曲1つで、女性メンバーの泉が歌っている曲です。
「NAO」は「N(何度でも)」「A(あなたを)」「O(追いかける)」という意味があり、片思いの切ない恋心を表しています。
失恋ソングとして支持されているこの曲は、既婚者と交際している人であれば、とても共感できる歌詞となっています。
『~言葉ひとつそれだけでいいのに どちらとも言わないあなたを 離したくはない離れたくもない 他の誰かいても~』
と、相手とそれなりの関係にはなっているのに好きとも好きではないとも言ってはくれない曖昧な相手にもどかしく思う。
それ故、相手には本命がいるけど、どうしても離れることができないという不倫の辛さを表現しています。
『~叶わない恋だと知っているから 気持ちはもっと熱くなり哀しくなり~』
と、相手が配偶者と別れるつもりはないのは頭で理解しているのに、考えれば考える程より好きになり、またむなしくもなるという、不倫恋愛の模様が歌われています。
globe「Can't stop fallin'in love」
作詞:小室哲哉
作曲:小室哲哉
90年代J-POP 界では欠かすことができない小室哲哉プロデュースの人気グループのglobe 。
1996年12月に発売されたglobe7枚目のシングルである「Can't stop fallin'in love」。
CDは累計131.5万枚の大ヒット作となっており、既婚男性の彼氏を思う切ない恋愛ソングとなっています。
『~人には話せない 誰かに話したい どこかに行きたい あなたと行きたい~』
という歌詞には、自分の恋バナを友人にしたいのに不倫であるがために、気軽に友達にすら相談できないと言う辛さを表しています。
また、彼と普通のデートがしたいけど、奥さんにバレるといけないので普通のカップルのようなデートができない…。
不倫カップルは周りの目を気にしなくていけないので、デート場所はいつもホテルなんてこともよくあります。
初めはそれでも幸せを感じることができますが、だんだん惨めな気持ちになってくるのが不倫恋愛ですよね。
不倫恋愛は誰かが傷つく恋です。
好きな人が既婚者であるあなた、奥さんがいるけど他の人を好きになってしまった彼、旦那に不倫されてしまった彼の奥さん。
みんなそれぞれ違う苦しみがあります。
『~みんな泣いている やり場のない想い あなたの愛にふれ 私ができること 何だかわかった~』
と、ある様にみんな苦しいのであれば、不倫をしている自分が身を引くのが彼のためになると言い聞かせる切ない気持ちがとても共感できますね。
宇多田ヒカル「Flavor of life」
作詞:宇多田ヒカル
作曲:宇多田ヒカル
宇多田ヒカルもの歌唱力にはもちろんもこと、独特な歌詞に魅了される人も多いのではないでしょうか。
「Flavor of life」は2007年2月に発売された宇多田ヒカル18枚目のシングルです。
この曲は、ドラマ「花より男子2(リターンズ)」のイメージソング及び挿入歌となっており、不倫ソングとして人気があるわけではありませんが、不倫している人であれば理解できる心情が歌われています。
『~友達でも恋人でもない中間地点で 収穫の日を夢見てる 青いフルーツ~』
と言う歌詞から、友達よりは親しい関係であるが決して恋人にはなることができていない。
しかしそのうち恋人関係になれるのではと期待している状況が伝わります。
この歌詞だけなら、もうすぐ交際が始まる状況かと思いますが、後に出てくる
『~甘いだけの誘い文句 味っけのないトーク~』
と言う歌詞から、既婚者から誘われる時に感じる空虚感を連想させられます。
既婚者と恋愛関係になると、奥さんや家庭の事など聞きたいことは山ほどありますよね。
しかし、気まずくなりたくなくて、聞けない。そんな葛藤があると思います。
『~どうしたの?と急に聞かれると ううん、なんでもない さようならの後に消える笑顔 私らしくない~』
と、聞きたいことをうまく聞けないもどかしさ。
自分は1番でないのを分かっているから、嫌われないためにも自分の本心を押し殺して笑顔をふりまく。
しかし、バイバイをした後は、その笑顔を保っていられる程、強くはないという女心にはグッとこずにはいられません。
占い師 マダムアリアのワンポイントアドバイス
歌詞に乗せられる恋愛模様。移ろう男性心や、それでも信じようとする女性心を上手に綴り、聞き終わった後には涙することもありますよね。そんな涙の後には心が晴れ渡っているのに気付くはずです。心が軽くなり、歌に勇気付けられたような気がしませんか?
誰にも相談できない不倫や上手くいかない片思いの恋愛に、人知れず心痛めている人は沢山います。もし、同じようにあなたが今悩み悲しんでいるのであれば、是非おススメした曲を聞いてみてくださいね。そして曲の後には前向きになって歩みを進めていきましょう。