「インナーチャイルド」とは幼い頃の記憶や体験があなたの今の性格や思考力に影響を与えるものです。
幼いころに形成された考え方や性格パターンによって「生きにくい」「上手くいかない」「自信が持てない」と感じている人は少なくありません。
こちらでは、インナーチャイルドについて概念や症状、セルフケアで自分から生きる方法をお伝えします。
あなたの力で癒すことが出来ますので、ぜひ参考にして、苦しみから解き放たれましょう。
目次
インナーチャイルドとはあなたの心の中に住む子どもの自分
インナーチャイルドとは子ども時代の思考パターンで大人になっても続いている
幼い時の思いや人格が、今もあなたの中に存在しています。
想像するなら、あなたの中にはまだ子供のあなたがいるということで、その心が反応しているようです。
子供の時の記憶や体験によって培われた心が、必死に叫んでいるのかもしれません。
子供というのは、自分の力で生きることは出来ず、欲しいものを手に入れることが出来ない時です。
そんな時の不安感や欲求などの思考パターンで大人になっても続いています。
親に愛されるための行動もパターン化するもので、大人になってからも、人に認められるために継続されているようです。
考え方の起源は1993年に発売された「ジョン・ブラッドショー」の書籍
1993年1月に一冊の単行本が発売されました。
ジョンブラッドショー著作で、「インナーチャイルドー本当のあなたを取り戻す方法」です。
専門書でありながらも、具体的な事例と理論がマッチしていて、初めての方も理解しやすい内容から、インナーチャイルドという言葉が広がり始めました。
423ページにも及ぶ書籍ですが、なぜ起こり得るのか、癒さなければならないのか、実践的な内容も含まれています。
辛い体験が原因でインナーチャイルドが傷つく
幼い心で辛い体験をしている場合、思春期を過ぎて大人になってからも影響が出ることがあります。
「愛されたいのに愛されない」「一緒にいたいのにいられない」「無視をされた」「暴力が怖かった」など。
あなたはその時の状況や環境を覚えていないかもしれませんが、積み重ねられるようにして、しっかりと心の中に残っています。
幼少期から思春期の間に、辛い体験をすることでインナーチャイルドが傷つくのです。
愛に満ち溢れて満足な幼い時代を生きているのならば、傷つくことはなく、大人になって苦しむこともありません。
生きづらさなどを感じているのならば、幼少期などにおいて、子供心ながらに悲しみ、傷つくような出来事が繰り返し行われていたことが分かります。
「どんなことが起きていたのだろう」という内容は、心を読み解いたり、催眠術などによって紐解いたりする必要がありそうです。
インナーチャイルドとアダルトチルドレンの関係
似ているようですが、それぞれに特性が異なります。
子供の時の自分が大人になってからも心の中にいることがインナーチャイルド、アダルトチルドレンは、小さな時の記憶や出来事がトラウマになっていることを指すのです。
似て異なるものでありますが、インナーチャイルドを癒すことが出来れば、どちらも癒されると言われています。
「私はアダルトチルドレンかも」という方も、同じように癒す方法を取り入れるとトラウマを解消して自分に自信を持てるようになることもあるようです。
あなたの心理を読み解いていかなければ、どちらに属するのか分かりませんが、どちらの要素も含まれているケースも少なくありません。
インナーチャイルドをケアすることで生きづらさを克服
愛されたいのに愛されなかった、などのインナーチャイルドに向き合う勇気を持ち、対処出来た時にこれまでとは違う感覚を手に入れられます。
ケアをすることで、生きづらさを克服することが出来るからです。
「私なんて…」と思ってしまい何も出来ない人生に生きづらさを感じ、意欲が湧いても自分を否定して、行動を自粛するなんてこともあるかもしれません。
本来のあなたを取り戻すために、ケアは絶対的に必要です。
小さい頃から培ってきたものを簡単に癒し、何も無かったことには出来ません。
ほんの小さな勇気は、あなたにとっては重いものです。
しかし、「積極的になりたい」「私の想いを貫き通したい」「満足のいく人生を歩みたい」「足かせはもういらない」と思うのならば、ケアの方法を身に付けましょう。
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インナーチャイルドはネガティブな感情や思考に影響を与えやすい
自己否定
これが傷つけられている場合、ポジティブで明るい方向には進みにくいものです。
望んだものが手に入らなかった、愛を得られなかったことなどによって、子供の心は傷ついているので、どうしてもネガティブになります。
「どうせ…」「私なんて…」「出来るわけがない」などの感情や思考に影響を与えやすいのです。
これは、あなたの積極性にブレーキをかけるもので、成功や大成を妨げるもの。
他の人は人生が上手くいっているように見えるのに、インナーチャイルドで苦しんでいる人は、よりネガティブになりやすいのです。
自己否定をしやすい環境が整ってしまうことで、発せられる言葉なども不快なものになります。
自信が持てない
幼い時のあなたは必死に欲しいものに手を伸ばしていたはずです。
「もっと私を見て」「もっと私を愛して欲しい」「大事な存在だって言って」など感じていました。
その想いが果たされることがないと、思考パターンが悪い方向に向かいます。
「頑張ったのに私には出来なかった」という経験が積み重ねられることによって、自信が持てません。
大人になってからも、「上手くいかないかも」「失敗するかも」という気持ちを拭うことが出来ず、思い切った行動が出来ないこともありそうです。
生きる上で自分に自信を持つのはとても大切なことだと言われています。
願いを叶えたり、幸せを掴んだりするためには、インナーチャイルドが傷つけられた状態ではいけません。
対人恐怖症
人と接することに恐怖心を抱き、孤独な時間に安心感を抱く人。
対人恐怖症という症状を発症する可能性があり、「自分を見られたくない」「本当の自分を知られたくない」などと感じていることも。
「他の人に私はどう映るのだろう」とこちらが原因で感じる場合、罵倒された経験があったり、人格否定をされる発言をされたりしたことがあるのかもしれません。
「私は認められない存在だ」と幼い心に植え付けてしまえば、大きくなってからも引きずってもおかしくないのです。
常に人に対する恐怖心を持っていると、信頼関係を結ぶことも出来ず、愛する人との絆を強固にすることも出来ません。
他人を支配
少しでも親しくなれる人が現れたり、好意を持ってくれる人と出会えたりすると、対等な関係を築けなくなるケースも報告されています。
あなたの立場を上にして、他人を支配しようとするから。
あなたの支配によって、相手を従わせることが出来た時、存在意義を感じたり、ちょっとした自信を感じられたりします。
これまで叶わなかった感情を味わうことで、「私は一人じゃない」「必要とされる存在だ」と思い込みたいのです。
無視をされたり蔑ろにされたりした経験が、対等な関係を築きにくくしているところもあります。
人との上手な関係の構築が出来ないので、立場を作ろうとすることも。
支配力が高く、従ってくれることを喜びだと感じているのならば、インナーチャイルドに問題がありそうです。
孤独感
「私のこの世に一人かもしれない」「誰も私の存在を認めてくれない」「きっとこの生き方も否定されるだろう」という思いにもなりがちです。
まさしく、ネガティブ思考による孤独感であり、生きることも「辛い」と感じるかもしれません。
実際、生きる上で一人きりというのは現実的ではないので、苦しい気持ちになります。
理想と現実の狭間で考えることも多く、それでも先に進んだり、行動を起こしたりすることに恐怖心を持っているので、なかなか孤独感から抜け出すことが出来ます。
幼い頃に感じたままの孤独感は、恐怖心を煽るからです。
「一人で怖い」「誰も周りにいなくて寂しい」という思いを大人になってまで感じてしまいます。
他人への依存
あなたを理解してくれる人、優しく接してくれる人と出会えた時が危険です。
その人への依存度が高くなり、彼らがいなければ生きていけないような気になります。
依存の怖いところは、自分の考えなどを見失ってしまうこと。
「嫌われたくない」という思いから、「相手の言うように行動しよう」「自己犠牲を働かせよう」と感じてしまいます。
あなたが本来求めるものや理想とするものを捨てることになるのです。
理想を思い出した時でも、依存をしていますから、それが悪いことのように感じてもおかしくありません。
共依存にもなれば、誰も正しい道に引っ張り返してくれる人はいなくなり、人生のどん底を感じることもあります。
インナーチャイルドを癒すメリット
偏った考え方や思い込みからの脱却
あなたの子どもの頃の心が傷ついている場合、0か100かでしか考えられなくなります。
白黒はっきりさせると言えば、聞こえは良いのですが、極端な考え方や思い込みをしていると誰もあなたについていけなくなるはずです。
感情に遊びの部分がある方が、付き合いやすく親しみを感じやすくなります。
しかし、インナーチャイルドを癒すことで偏った考え方や思い込みから脱却することが出来るのです。
大きなメリットであり、あなたの人間味を表現することにも繋がります。
偏った考え方を持っている時には出会えなかった人たちとの巡り合わせも起き、生きている実感を味わえることもありそうです。
柔軟な考え方の持ち主となって、人の感情にも寄り添えるようになります。
対人関係における不安の解消
「どう思われても良いや!」「私は私だから!」というある意味、楽観的な気持ちになれるのもメリットです。
傷を負っている場合には、対人関係における不安を抱き続けることになります。
「人間関係を壊してしまうかもしれない」「何か嫌なことを言われたり思われたりしたらどうしよう」と考えるのは不安の表れです。
過去のあなたは、「お前はダメだ」というニュアンスの言葉や態度をされている可能性があるので、対人関係を上手に構築できる気がしません。
しかし、不安の解消によって、精神的に成長をするはずです。
その不安は、他人に対する憎悪も生み出すものですから、相手への不快な感情も決めて、逆に愛情が生まれてもおかしくありません。
抑圧されていた感情が開放
インナーチャイルドに問題がある方は、「私は出来ない」「周りの人の目が気になる」と感情ややりたいことを抑圧していることがあります。
本来ならば、しっかりとした能力があるのに、「無い」と思い込もうとしてやらない理由を見つけていることもあるのです。
しかし、抑圧されていた感情を解放するメリットを手に入れると、どんなことでも一生懸命にあなたの感情を持って取り組めるようになります。
自ら、逃げ道を見つけずに真剣に取り組めるので、自然と評価も高まるはずです。
自主性や積極性が評価になる時代ですから、様々な人に認められる未来に近づきます。
また、解放は不安感や恐怖感にも繋がり、思い切りのある行動も出来るようになるようです。
こだわりを捨てられあきらめがつく
自分ではどうにもならないような過去だと受け止められるようになります。
こだわりが偏っている人が多く、グレーゾーンを作ることが出来なければ、良い意味での楽観さには繋がりません。
「もう終わったなんだ」「仕方ないじゃないか」「これからの未来を見れば良い」と感じられるのは、前向きになった証拠です。
強いこだわりは幼い頃に果たせなかった夢や希望で、それを大人になってまで見続けていても、思った形にはなりません。
大きくなってから見つけた夢に向かえるように、気持ちを切り替えることが出来るのも大きなメリットだと言えます。
人は重要な場面で気持ちの切り替えが出来るようになると、視野を広く持ち、気持ちに余裕が生まれるようになるのです。
それは、あなたの生きやすさに直結するものだとも言い表せます。
やりたいことに集中出来る
他人からどう思われるのかを気にしなくなります。
100%ではなく、無駄な心配が減るということですから、「いい子に見られたい」「認めてもらいたい」という目は気にしているかもしれません。
ただそれは、良い刺激になるものですから、残っていても大丈夫。
するとあなたのやりたいことに集中が出来るようになり、成果に向かって突き進むことが出来ます。
あまりにも気にすることが多く、心配性が発症されると、やりたいことにブレーキをかけてしまうことは少なくありません。
どうしてもやらなければならないことではない事ならば、高く評価をされないというだけで、全くの無能だとは言えないからです。
癒されると、高見を目指したいという意欲が湧きおこりますから、集中力が高まります。
子どもへの負の連鎖を止める
子供は親の背中を見て育ち、不思議ですが、子供を見れば何となく親がどんな人かわかるものです。
見た目はそれほど似ていなくても、関わりを持てば「諦めが早いのは親にそっくりだ」などと感じます。
また、話は逸れますが虐待をされた子供は親になった時に繰り返す可能性があると言われており、負の連鎖が起こりやすいという研究結果もあるのが事実。
インナーチャイルドに問題を抱え続けている親は、無意識に子供の頃に受けた傷を同じようにして愛する子に与えてしまうかもしれません。
スッキリした状態になれば、子供への負の連鎖を止めることができ、あなたの理想の家族像に近づけそうです。
自己肯定感が上がっていく
他人に認められることも自信に繋がりますが、その前に自分を自分で認めてあげることはとても重要なことです。
「私は生きていて良いんだ」「私にはこんな才能があって役立っている」という思いは、自らの自信を湧き起こし、行動に繋げることが出来ます。
仕事でも恋愛でも、人間関係を構築する時でも堂々とした振る舞いが可能になるのは自己肯定感のお陰です。
「私はこういう人だよ」とアピールすることも出来ますから、多くの人と良好な関係を築けます。
自己を自らが肯定することによって、内側から溢れる魅力となるケースもよくあること。
知らぬ間に光輝く人物になれば、あなたに憧れを抱く人が現れたり、尊敬される人になったりもします。
自分を認められて他人への承認欲求が減る
上記の話に繋がることですが、結果的に他人に多くを求めなくなります。
承認欲求は誰もが持っているものですが、その度合いによっては、人に嫌われたり「あざとい」と思われたりすることも。
適度な承認欲求は、努力を促し、成長に向かって進むので構いませんが、インナーチャイルドが傷ついている方のものは、そうではありません。
あなたの行動力や発言などによって、他人に認められるようになると、「誰かに認められたい」という思いから、「自分のために頑張りたい」と感じるようにもなります。
あなたが生きるため、幸せになるために努力を惜しまなくなれば、良い循環が生まれて幸福感を抱けるはずです。
そう考えると、インナーチャイルドの問題はあなたが幸せになることを妨げているのかもしれません。
自己制限が外れる
勝手に自分で限界を作ってしまったり、能力を見誤ってしまったりすることがあります。
「これ以上のことは私には出来ない」と思っているだけで、たかが外れるとそうではないことは少なくありません。
メリットは自己制限が外れることで、どこまでも積極的に高見を目指せる活動を行えるということです。
案外、自分よりも他人の方があなたを理解していることは多々あります。
インナーチャイルドが傷ついたあなたを見て、周りの人は「どうしてもっと頑張らないのだろう」「なぜ、出来るのにしないのだろうか」と考えていることもあるようです。
インナーチャイルドを治すときのマインドセット
自分の思考の癖を振り返る
幼少期のマイナスの心を持ち続けている人には、あるパターンが存在していることがあります。
思考のパターンで、それが癖になってしまい、大人になった今でもネガティブな考え方などを持ってしまうのです。
インナーチャイルドを治す時のマインドセットはまず、この自分の思考の癖を振り返ることが大切だと言えます。
他人の冴えない表情を感知すると落ち込んでしまったり、やるべきことに切羽詰まっている時にどんな心理になったりするのかなどを客観的に見てみましょう。
癒すためには一度や二度のケアでは不十分ですから、何度も繰り返してください。
あなたの深層心理について、感情的にではなく、客観的に理解することが何よりも重要なことです。
心の動きにどんなパターンがあるのかを見つけた時に、前進が出来るはずです。
「○○をしたときにどう感じたか」と感情の動きに注目
前項のものをもっと深く見るようにしましょう。
あなたの感情の動きに注目し、行動と気持ちの連動を確認します。
「○○をしたときにどう感じたか」と振り返るようにすれば、パターン化を発見出来るはずです。
「人に話しかけた時」「何かをスタートさせる時」「失敗した時」など、人生の中で同じことを繰り返すことは珍しくありません。
その際、同じような感情の動きを感じられることもあります。
そこにネガティブさが出てしまったり、自分の気持ちにブレーキをかけようとしたりしていれば問題を抱えているということ。
ケアをするためには、原因などを突き止める必要があります。
あなたの中で何が起こっているのか、なぜそう感じるのかなどをはっきりさせていきましょう。
過去にとらわれるのは無意味なことだと知る
「終わったことは仕方ない」「過去に戻ることは出来ない」という思いから、「過去を糧に生きていこう」「大事なのはこれからの未来だ」と感じる方向もケアに繋がります。
事実、過去の出来事を変えることは出来ませんし、今更どう足掻いても昔の自分に戻ることも出来ません。
良い意味での諦めがケアには必要で、過去の心理などとの切り離しを行わなければならないのです。
「幼い頃は寂しかった、だから今も寂しい」と感じることにおかしさを見つけてください。
「寂しい思いをしたくないから、人付き合いを上手くやっていこう」「愛されるための素敵な自分を手に入れよう」とポジティブな気分になれます。
過去に囚われていることは無意味なことだと早く気付けば、あなたは変われるはずです。
「辛い」「悲しい」というネガティブな感情を吐き出す
あなたは自分に我慢を強いているはずです。
マイナスの感情を人に伝えてはいけない、悟られないようにしようと思っているかもしれません。
しかし、吐き出さなければ、いつまで経ってもあなたの中に根付くものとなってしまいます。
「辛い」「悲しい」というネガティブな感情を吐き出せる場を見つけてください。
カウンセリングを受けても構いませんし、信頼出来ると思える人に素直な気持ちを聞いてもらっても良いのです。
「人に話せない」と思うのならば、映画や小説の中に自分を投影させて、感化させ、涙を流してもケアになります。
インナーチャイルドを癒す方法と注意点
童心に帰って遊ぶ
幼心は誰の心にも残っており、周囲を気にせずに振る舞うことは可能です。
インナーチャイルドを癒すために、童心に帰って遊ぶというのは素晴らしい方法。
無邪気に遊びに集中をして、あの頃のあなたの心理状態に近づけます。
外で走り回るなど、友人たちに付き合ってもらい、「楽しい」と思うことが大切です。
幼少期のあなたは、心から遊びを「楽しい」と思えていなかった場合、記憶の上塗りが出来ます。
傷を癒し、治すことまで可能ですから、友人との時間は思い切り遊びの感覚で過ごしましょう。
少々の無茶もOKですから、楽しい思い出を童心に近づけて作る意識を持ってください。
その際、感情を抑制させないことに注意をし、思い切りはっちゃけるつもりで行いましょう。
グリーフワークで気持ちを書き出す
これまでずっと一緒に過ごしてきた子供の頃の自分と決別をする方法です。
グリーフワークは、悲しみなどから立ち直る過程を指し、ケアをする際には効果があると言われています。
気持ちそのままに言葉としてノートなどに書き出しましょう。
そこにある悲しみだけでなく、怒りも書き出したくなるかもしれません。
そのノートなどは誰かに見られるものではありませんから、どんな感情を記しても構わないので、思う存分筆を走らせてください。
徹底的に書きだすことによって、「こんな気持ちを抱えて生きていくのは間違っている」「これからのことを大事にしたい」と思えるようになります。
大きな気付きに辿り着くまで時間を要しますが、あなたに必要なことを手に入れられる方法です。
【注意点】セミナーや占いに頼らない
「インナーチャイルドを癒す」「不要な感情を捨てる」などと謳うセミナーや占い師は避けましょう。
中には、カウンセラーが開催していたり、高い能力を持って鑑定の上で占術を用いて癒せる人もいます。
しかし、高額だったり、セミナー開催者や占い師と相性が合わなかったりすることもあり、結果的にお金を失うだけということになりかねません。
インナーチャイルドはセルフケアから始め、誰かの手に委ねたいのならば、専門の心理カウンセラーなどに相談しましょう。
傾倒してしまうことが多いのがセミナーや占いですから、依存しやすい状態のあなたには向いていません。
新たな問題を抱えるのではなく、確実に前に進める方法を見つけるべきです。
【注意点】急激な変化や好転に期待しない
ケアの方法はいくつもあり、あなたにものを見つけるために経験を積みます。
不要な感情などを手放すまでには時間がかかり、すぐに効果として現れることは多くありません。
何度かケアをしたからといって、急激な変化や好転を期待しないでください。
「試したのに何も変わらない」と思えば、そこでケアをしなくなってしまいます。
継続することが大事なのは、子供の頃からずっと長くあなたの中にあるものだから。
そんな簡単に剥がれるものではないこと、すぐに効果が出ないことを念頭において取り組みましょう。
セルフケアの場合も、自らが心理の蓋をあけるので、効果を実感するまで個人差はありますがすぐということはありません。
【注意点】思い出せない、忘れている記憶は無理に思い出さないで防御機能を使う
何でもかんでも過去を思い出して、対峙する必要はありません。
人には防衛本能というものが備わっており、思い出すことで再び心を傷つけないようになっています。
PTSDになっているケースもありますから、「思い出せない期間がある」「忘れてしまっていることがあるようだ」と感じた時には、無理に記憶を辿る必要はありません。
あなたが辿り着いたものだけで対処すれば、あなたの大人になってからの心を守れます。
余計に状況が悪化してしまうこともありますから、無理してまで思い出したくないことを記憶から引っ張り出すのはやめましょう。
あなたの防衛本能が発令されているのならば、それに従うべきです。
【注意点】虐待やトラブルのトラウマは精神科医のカウンセリングが必要
「親に暴力を振るわれていた」「家族間で事件になるようなトラブルがあった」という過去を持つ人も、「愛されたかった」「自分を愛せない」と感じていることがあります。
これもインナーチャイルドに影響を与えているのですが、セルフケアでは十分ではありません。
虐待やトラブルの場合は、精神科医のカウンセリングが必要ですから、専門の力を借りましょう。
自分では辿りつけない深層心理に闇があったり、あなたの力だけでは癒せない問題だったりします。
心が壊れている、または壊れかけている際には、また違ったアプローチ方法があるのです。
PTSDの治療が必要なケースも予想されますから、自分だけの力で乗り越えようとせず、頼れる機関や信頼できる医師を見つけてみるのが大きな一歩に繋がります。
インナーチャイルドを癒して手放すと生きづらさから解放される
インナーチャイルドを癒し手放すことで、その生きづらさから解放されるはずです。
幼いころの記憶にまで遡って対峙出来た時、あなたの魂は磨きがかかり、より明るい方向に進みます。